愛知県　名古屋市在住（保護者様）

「シュロス法との出会い」

長女の側弯症に気がついたのは、２０２０年の1月か2月ごろでした。

３月には小学校を卒業するというタイミングの時で、家族全員ショックを隠しきれませんでした。

当初、己の無知から間違った考えをしていました。というのは、食事はバランスよく与えていましたし、運動もしていましたので、どこかでぶつけたんじゃないか、と思いました。

いくつかの病院で診てもらいました。

とにかく早く、何かしなくては。という思いとは逆に病院から出る言葉は「様子をみましょう」でした。

ある病院では、娘が真剣に「治りますか」と聞いているのに「さあ、神様しかわからないね(笑)」と。先生は娘の心配を和らげるためだったのかもしれませんが、私たち家族にはとても無責任な言葉に聞こえました。

また、「様子をみましょう」の後の言葉は申し合わせたように同じで「悪化したら手術しましょう」でした。　様子を見る＝放置する、そうすれば、もちろん悪くなるのは当たり前で医者じゃなくても分かることだと感じました。

娘にあった病院を探すのと並行して、側弯症に関する本を漁り読みました。

その中で出会ったのが「シュロスセラピー」（ハンス・ルドルフ・ワイス、クリスタ・レーナルト・シュロス、白石洋介 監修、石原 知以子 翻訳）でした。

実は「シュロス法」で検索すると、いくつかの方法があり実践されているようです。「シュロス法」は大きな病院では実践されておらず、消極的な感じがしました。

小学校の卒業から中学に入学するまでの間に「シュロス法」を取り入れているという、東京、横浜、名古屋の整形外科医、接骨院を巡りました。

名古屋にはないのかと半ば諦めかけていた時に山北接骨院のウェブサイトを見つけ、診察していただくことにしました。

　山北先生のシュロス法は、装具とエクササイズ、ストレッチによるリハビリテーションで歪みを矯正するもので、私たちが探していたものと同じでした。

また山北先生のシュロス法についての情熱も伝わりましたので、とても安心しました。

そして、山北先生の紹介で、本で読んだ白石接骨院にも伺いました。

院には翻訳者である石原知以子先生もいらっしゃって、娘のことを真剣にまるで家族のことのように考えていただき、感動しました。　そして、白石先生は偶然にも名古屋大学医学部を卒業されているのを壁にかかっている証書で知りまして、なんだかとても安心したことを覚えています。

もうひとつの「シュロス法」も試してみましたが、娘には山北先生、白石先生、石原先生の方があっていると、本人からも提言がありこちらでお世話になることに決めました。

発見した当初は歪みが２４度くらいありましたが、３年経った現在は１２度まで回復しました。　先生方の適切な指導には感謝しています。

それにも増して本人が一番がんばりました。がんばりの心の支えになっていただいたことも確かなことで、本当にありがたく思います。